第7回 東京芸術センター記念ピアノコンクール 閉幕  
 

 2012年3月31日、4月1日。この2日間にわたって18名による二次予選がおこなわれました。そして4月7日の本選へ12名が出場。4月8日に入賞者発表会が開催されました。

 結果、松岡優明さんが東京芸術センター金賞を受賞しました。

  今回入選した方々は、今後、東京芸術センターで行われる定期演奏会に出演していただく予定です。 これらのリサイタルを経て出演したピアニストの中から「2012年度年間最優秀ピアニスト」が選ばれます。さらなる魅力を育んだ演奏をどうぞご期待下さい。

 
 
■受賞・入選ピアニスト PROFILE

金賞

松岡優明

2007年 慶應義塾高等学校を卒業、同年に東京音楽大学音楽学部音楽学科器楽専攻ピアノ演奏家コースに給費入学特待生として入学。 2011年 東京音楽大学ピアノ演奏家コースを首席で卒業。現在、同大学大学院鍵盤楽器研究領域2年に在学中。 第60回 全日本学生音楽コンクール東京大会入選。 第3回野島 稔・よこすかピアノコンクール入選。 2010年ピティナピアノコンペティション特級全国大会入選。 カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」において、ジョイントリサイタルを開催。 第81回 読売新人演奏会出演。 第81回 読売新人演奏会より選抜され、JMC若い音楽家を励ます会新人演奏会に出演。 2011年度「フレッシュアーティスツfromよこすか」にピアニストとして選出され、シリーズ37回松岡優明ピアノリサイタルを開催。 来る6月23日大阪ザ・シンフォニーホールにて開催されるABC新人コンサートに出演予定。 これまでにピアノを 野島稔、三浦捷子、村上隆、村上東子の各氏に師事。

 

 

銀賞

梅田智也

岐阜県出身。5歳よりピアノを始める。
2008年 第62回全日本学生音楽コンクール 高校の部 名古屋大会第1位及び全国大会第2位。
2011年 第35回ピティナピアノコンペティション 特級セミファイナリスト。
社団法人全日本ピアノ指導者協会名古屋支部主催 名古屋にてソロリサイタルを開催。
2012年ABC音楽振興会主催「第21回ABC新人コンサート・オーディション」合格。
これまでに、井口夕綺、大迫理恵、奥村真、杉浦日出夫、西川秀人の各氏に師事。
現在、東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻4年に在学中。

 

銅賞

猪狩雄斗

 

1991年福島県出身。 6歳よりピアノを始め、鈴木美弥子・山口泉恵・杉本安子・西川美知子の各氏に師事。 2005年第6回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA アジア大会銅賞。 2006年第60回全日本学生音楽コンクール東京大会第2位及び全国大会第2位。 2008年アジア国際音楽コンクール第1位。 2009年大阪国際音楽コンクール一般部門第1位及びグランドファイナル=ガラコンサートにて大阪府知事賞受賞。 2011年ピアノを専攻する大学の友人4名で『image』(イマージュ)を結成。各地で演奏活動を開始する。 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、現在東京藝術大学音楽学部器楽科4年在学中。迫昭嘉氏に師事。

 

 

土屋絵葉

第4回北本ピアノコンクール第2位、第2回フレッシュ横浜音楽コンクール金賞・審査員特別賞、2011ASIA国際音楽コンクール第1位など、数多くのコンクールで受賞。 桐朋学園大学のStudents' Concertや卒業演奏会に推薦される。桐朋オーケストラとリストの「死の舞踏」を共演。現在桐朋学園大学研究科2年在籍、広瀬康氏に師事。

 

 

石井絵里奈

1986年生まれ。全日本学生音楽コンクール名古屋大会高校の部第1位。
ピティナ・ピアノコンペティション特級全国大会入選。
ウィーンにて、コンチェルトハウスでの演奏会に出演。
ディヒラーピアノコンクール第3位。
東京藝術大学を経て、同大学大学院修士課程修了。
ウィーン国立音楽大学ポストグラデュアーレコース修了。

 

 

           

鐵百合奈

東京藝術大学附属音楽高校を経て同大学2年在学中。
2005年ピティナピアノコンペティションE級銀賞、2011年同G級銅賞。
2010年大阪国際音楽コンクールAge-H部門第1位、同グランドファイナルにおいて兵庫県知事賞。
日本クラシック音楽コンクール高校女子の部第1位グランプリ。
2011年度ヤマハ音楽支援奨学生。
これまでに大山まゆみ、勝郁子、杉本安子の各氏に、現在青柳晋氏に師事。

 

 

           

永野光太郎

第12回台北ショパン国際ピアノコンクール第1位と台湾作品最優秀演奏特別賞。
第2回ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ記念 国際ピアノ・コンクール第2位、
及び、ショパンの 夜想曲の最優秀演奏賞。
第16回ショパン国際ピアノコンクール、ディプロマ 賞。
現在クラウディオ・ソアレス、ダン・タイ・ソンの 各氏に師事。

 

 

           

包原麻依子

第18回JPTA入賞演奏会、23、28回本選出場
全日本学生音楽コンクール名古屋大会中、高の部各入選
第7回ショパン国際ピアノコンクールin ASIAアジア大会奨励賞
クールシュベール講習会受講、修了演奏会
コジマ・ムジカ・コレギアとベートーヴェン三重協奏曲を共演
今までに
廣瀬恵子、青柳晋の各氏に師事
東京藝術大学在籍中

 

 

           

浅川真衣

6歳より桐朋学園子供のための音楽教室に入室、15歳最優秀で修了。06年東京国際フォーラム主催(フジテレビ共催)音楽コンクールにおいて第1位、併せて「熱狂の日」音楽祭賞。各新聞、雑誌モーストリークラシックにとりあげられる。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2007、2010に出演。第7,9,13回中村紘子音楽監督による浜松国際ピアノアカデミー修了生。2010年ロシアンピアノスクールin東京選抜演奏会出演賞。2012年同10周年記念コンサートに選出される。田園調布雙葉学園を経て桐朋学園大学卒業(学内選抜演奏会、卒業演奏会出演)。同研究科修了後、桐朋学園大学嘱託演奏員。これまでに今泉紀子、竹内啓子、若林顕、各氏に師事。

 

           

桐山尚子

東京音楽大学ピアノ演奏家コースを経て、同大学大学院を修了。
大学在学中、特待生奨学金を得る。
2008年、広上淳一指揮東京音楽大学シンフォニーオーケストラと共演。
2009年に渡独し、フライブルク音楽大学大学院を修了。
これまでに、定行和子、播本枝未子、倉沢仁子、Pi-hsien Chenの各氏に師事。

 

 

          

佐伯周子

宮崎市出身。
洗足学園音楽大学大学院修了。
「チェコ音楽コンクール2010」第1位優勝。
2004年より『ベーレンライター新シューベルト全集に拠るピアノソロ曲完全全曲演奏会』を
開始し、2012年8月16日「第10回」、
2013年1月31日(シューベルト205回目の誕生日)「第11回」於東京文化会館小ホール

 

 

          

金子渚

桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。
1997年カワイピアノコンクールB級入賞、南関東大会出場、奨励賞受賞。
1998年カワイピアノコンクールB級入選。2006年日本ピアノ教育連盟オーディションD級奨励賞受賞。
桐朋学園大学富山ピアノマスタークラスに参加。
これまでにピアノを江澤聖子、干野宜大、古高晋一、E.ハイドシェックの各氏に、
フォルテピアノにて室内楽を有田正広、寺神戸亮の各氏に、日本歌曲の伴奏法を塚田佳男氏に師事。
在学中から器楽、声楽、合唱、指揮の伴奏を数多く務め、ヴァイオリンとのデュオリサイタルや、
都庁にてディナーコンサートなどを行う。

※敬称略・順不同
     
■審査員の紹介   公募により決定した審査員は下記の4名の方々です。


井上千本ピアニスト

ザルツブルク音楽祭、イタリアの国際音楽祭、フランス国営放送、TBS、NHK・FM放送などに出演。
リサイタル、オーケストラとの協演、室内楽、歌曲伴奏など演奏活動を行なっている。
これまでに、日本女子大、立教大、東京芸術大学非常勤講師を務める。
東京芸大附属高校、東京芸大ピアノ科卒業。
東京芸術大学大学院伴奏助手を歴任。
オーストリアで研鑽を積む。
カヴァ・ディ・ティレーニ国際ピアノコンクール入選。
岩崎淑、園田高弘、イエルク・デームスの各氏に師事。
第5回東京芸術センター記念ピアノコンクール審査員。

 

ギグラ・カツァラバ (Guigla Katsarava)

旧ソヴィエト連邦、グルジアの首都トビリシに生まれる。
チャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院で卒業時に最高位勲章、クラーヌィ・ディプロムを受賞。
ドイツにてヴァイマル・フランツ・リスト音楽大学で最高位資格コンサート・ディプロムを取得して卒業。
パリ国立音楽院では第3課程修了。
これまでに、レフ・ナウモフ、ラザール・ベルマン、ジェラール・フレミー各氏に師事。
国際コンクールの審査員も数多く勤めており、ヴァルディゼール国際コンクール(2008)フランシス・プーランク国際ピアノコンクール(2010)
コンクール・アニマート(2010)において審査員を務めた。
世界のマスタークラス指導にも力を注いでおり、フランシス・プーランク国際アカデミー(フランス)、ジョルジ・シェベック国際アカデミー(フランス)、
第4回神戸芸術センター記念ピアノコンクール審査員(日本)、パフォーミングアート(USA、ユタ州)
現在、演奏活動、パリ・エコール・ノルマル音楽院ソロピアノ科教授。

 

田中克己

武蔵野音楽大学大学院修了後ミュンヘン留学。ミュンヘン国立音楽大学教授ミヒャエ ル・シェーファー氏の下で更に研鑽を積む。
1980年PTNAピアノコンペティション D級金賞。
1990年PTNAピアノコンペティションデュオ部門特級(2台ピアノ)最優秀賞受賞。
帰国後ソロリサイタルをはじめ、ライフワークとしてピアノトリオを中心とした室内 楽リサイタルを定期的に開催している。
現在、東京家政大学、近畿大学九州短期大 学、東京医療秘書福祉専門学校、
東京こども専門学校各講師、全日本ピアノ指導者協 会正会員、PTNA Orange Oji ステーション代表。

田中克己オフィシャルサイ ト http://katsumitanaka.ne.nu


長谷正一


 桐朋学園大学、ドイツ国立リューベック音楽大学、ローストック音楽大学卒業。
故井上直幸、ジェームス・トッコ、室内楽をザハールブロン、ダヴィッド・ゲリンガス、
また、世界的ピアニストのブルーノ・レオナルド・ゲルバーに認められ国際的数少ない弟子として師事。
ドイツ、スイス、オーストリア、ポーランドにて音楽祭やコンサートなど多数出演。
日本においては、1997年東京文化会館小ホールにてデビューリサイタル。
その後紀尾井ホールを中心にソロ、室内楽と幅広く演奏活動を行なう。

 これまでにザハール・ブロン氏、チェコフィル六重奏団、ワルシャワストリングクァルテット、ロイヤルメトロポリタン管弦楽団、
クラクフフィルハーモニー管弦楽団、シンジアフィルハーモニー管弦楽団と共演。
東京オペラシティコンサートホールにて日韓友好60周年記念コンサートでは、毎日新聞より絶賛を得る。
2003年CDをリリースし、レコード芸術誌より「周到かつ誠実な音楽性の持ち主」 と準推薦を得る。

 これまでに全日本学生音楽コンクール東京大会・全国大会、ピティナ・ピアノコンペティション地区本選・全国大会、
ショパンコンクールinAsia全国大会・アジア大会、日本クラシック音楽コンクール全国大会、パリ国際グランドアマチュアコンクール、
マウロ・パオロ・モノーポリ国際コンクール(イタリア)など、多数のコンクール審査員を勤める。また生徒より数々の入賞者を出す。

 東京、岡山、ベルリンなどで開かれた東日本大震災復興支援コンサートに出演。また、病院・協会などのチャリティーコンサートにも積極的に出演。
 現在、洗足学園音楽大学勤務、日本ピアノ指導者協会正会員、日本ピアノ教育連盟会員、S&Fmusic language school主宰。



※敬称略・五十音順

Presented by Art Center of Tokyo